口臭〜7つの原因とそれぞれの対策法

口臭は人と話すとき気になりますよね。でも自分がどれくらいクサイのか確認するのは難しいものです。
まずは口臭の確認方法、さらに口臭の種類とそれぞれの具体的な対策をお伝えします。

口臭の確認方法

いろいろありますが、自分では分かりにくいので、いずれも他のものに移してから確認します。
  • 指を口の中に入れて歯茎や舌などを触り、その指のニオイを嗅ぐ
  • コップやビニール袋に息を吐き、そのニオイを嗅ぐ
  • 口臭チェッカーなど機械をつかう
ただし、家庭用の口臭チェッカーなどはそもそも使い捨てで、精度が高いわけではなさそうですので気をつけてください。
口臭が臭い女性の写真

生理的な口臭の種類

一般的には生理的な口臭である場合がほとんどといわれます。
  • 歯垢によるもの
  • 舌苔によるもの
  • 膿栓によるもの
  • 飲食や喫煙由来のもの
  • 口腔内の乾燥によるもの
それぞれ具体的に対策を見ていきましょう。

歯垢によるもの

歯磨き不足などによって歯垢がたまると食べカスに含まれるタンパク質が口腔内の細菌によって分解されニオイ物質になります。歯垢はプラークとも呼ばれ細菌の塊のようなものなので、その対策はもちろん歯磨きの徹底。歯間ブラシやフロスも使って丁寧に歯磨きしましょう。

舌苔によるもの

舌苔は『ぜったい』と読み、字のごとく舌に付着する白い苔(こけ)状のもののこと。舌の上皮が伸びたものに細菌や食べカス、粘膜のカスが付着するためにできます。歯垢と同様に溜まりすぎるとニオイの元になる場合があるので、週に1回ほど水を含ませたガーゼやティッシュなどで軽くこすります

膿栓によるもの

喉の奥にある扁桃腺など扁桃は、進入してくる細菌やウイルスなどを殺し、体内への侵入を防ぐ働きがありますが、この扁桃の表面にある小さな穴に、細菌の塊や食べカスなどが溜まることで膿栓ができます。
大きなものでは直径3 - 5mm程度、色は黄緑色や乳白色をしており、潰すととても臭いニオイがするので臭玉などとも呼ばれるそうです。
膿栓自体は誰でも持っているもので人体に悪影響はありませんが口臭の原因になることがあるので取っておきましょう。

対策はお茶でうがいをするという簡単なもの。
歯磨きをきっちりして、うがいをすれば予防できます。

飲食や喫煙由来のもの

ネギやにんにくを含む食べ物を食べた後やアルコールの飲みすぎ、タバコを吸った後は口臭がします。
タバコは身体によいところは一つもないのでできれば禁煙しましょう。
アルコールも飲み過ぎは身体に悪く口臭だけでなく体臭も強くしてしまいますので控えましょう。

にんにくを食べた後にニオイを消すにはリンゴジュースや豆乳、牛乳などを飲むのがいいそうです。
豆乳のイラスト

口腔内の乾燥によるもの

強いストレスや睡眠時、口呼吸などにより口の中が乾燥すると細菌の量が増え口臭が強くなってしまいます。唾液をたくさん出して防ぐのが一番なので、ストレスを溜めないように生活リズムを整え、ガムを噛んで唾液を増やしたり、睡眠時に口閉じテープを貼って鼻呼吸を促したりするのが効果的です。

病理的な口臭の種類

病理的な口臭には歯や歯茎の病気によるものと鼻や喉、内臓の病気によるものなどがあります。

歯科的な病気によるもの

虫歯歯周病など特定の細菌が繁殖している場合に口臭が強くなるそうです。歯医者さんで治療を受けましょう。

内科的な病気によるもの

慢性鼻炎や蓄膿症、慢性気管支炎、胃潰瘍、肝炎、糖尿病、胃の病気などが原因でニオイが強くなります。毎食後きっちり歯磨きをしていても臭う場合はこのような病気の場合もあるので健康診断などを受けましょう。

うちの母親は丁寧に歯磨きをしていてもときどき胃(?)から臭うような感じのときがあったのですが、健康診断で勧められてピロリ菌の除菌をしたらニオイを感じなくなりました。胃癌の防止にもなるそうなのでピロリ菌保菌者は除菌をしておいて損はないと思います。

口臭対策のまとめ

まずは毎食後丁寧に歯磨きをすること。デンタルフロスや歯間ブラシも使いましょう。
定期的に歯科医で歯石をとってもらうとさらにいいでしょう。

あとはキシリトール配合の無糖のガムなどを噛んで唾液をたくさん出すのが口臭予防に最適です。

また梅干しもオススメです。梅干しのクエン酸で口内を殺菌でき、すっぱさで唾液も出るからです。
梅干しのイラスト
飲み物は緑茶にしましょう。茶カテキン(ポリフェノール)にも抗菌作用があり体内でニオイ物質がつくられるのを防いでくれます。

以上、気になるお口のニオイ対策でした。